「第12回 空間デザイン・コンペティション」
提案部門 入賞者発表

佳 作

『 thermochromism glass 』

近藤 直人

サーモクロミズムとは熱(温度)により可逆的に色彩が変化する現象である

このガラスには複層ガラスと合わせガラスの2種類があり
いずれも板ガラスの間に示温インキを塗布した断熱用の金属膜が挟み込まれている
示温インキは指先の温度「32℃」を超えると透明になる

ガラスという素材は用途に応じて視界を通したり遮断することはできるが
それをタイムサイクルの中で選択することはできない
カーテンやブラインド、スクリーンを取り付けるという手もあるが
その操作は幾分大掛かりで外部との関係も滑らかでない

このサーモクロミズム・ガラスを用いると人は指で触れるだけで
外部との接続を行うことができる
もちろん部屋と部屋の間仕切り壁に用いても変化に富んだコミュニケーションが
のぞめる

いずれにしろ触れることで接続される関係は身体的で滑らかであり
これに包まれる空間はやわらかい


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