Glass-jin Storiesvol.1
特殊ガラスで、
感動や歓びある未来へ。
営業部の高橋は、中国に飛んでいた。
これからの5G時代を支える「光通信用ガラス」の
販売拡大を中国で、という重要案件を任されたからだ。
彼は、地元滋賀に日本電気硝子の工場があったことも
あり、小さなころからここで働くことを夢見ていた。
その夢が叶い、任された大きな仕事を
「絶対に成功させたい」、そう強く考えていた。
毎月のように現地訪問し、多くの企業と粘り強く
交渉した。
時には、利益よりもシェア獲得をめざして
行動。
自社の製造工場との調整にも四苦八苦した。
難題を突き付け「ムリムリ…」と跳ね返されることも
何度あったか。それでも、最終的になんとか
うなずいて
もらい、顧客との交渉を進めることができた。
結果見事、ある大口顧客での採用が決定。
その後も順調にシェアを伸ばし、
売上げ拡大を実現できた。
達成感、安堵、そして感謝。
そんな気持ちをひっくるめて歓びを爆発させたのは、
無理を聞いてくれた現場担当者と酒を酌み交わした、
その時だった。
特殊ガラスで、
感動や歓びある未来へ。