この度、当社の結晶化ガラスを用いた全固体ナトリウム(Na)イオン二次電池に関する論文が、セラミックス・ガラス分野で最も権威ある学会誌の１つであるアメリカセラミックス学会の雑誌「Journal of the American Ceramic Society」の「Top Downloaded Paper 2018–2019」に選ばれました。　

当社ではかねてより、特殊ガラスメーカーとして蓄積した豊富な技術を応用し、結晶化ガラスを用いた全固体Naイオン二次電池の開発を行ってまいりました（※１）。その成果を、2019年5月に論文「Pressureless all‐solid‐state sodium‐ion battery consisting of sodium iron pyrophosphate glass‐ceramic cathode and β″‐alumina solid electrolyte composite」（※２）としてまとめ、Journal of the American Ceramic Societyに投稿していました。　

今般、論文を管理するJohn Wiley & Sons社より、本論文が公開日から12か月間で最も多くダウンロードされた論文に選出された旨の連絡を受けました。今後も引き続き、従来の課題を解決する次世代二次電池の早期実用化に向けて開発を進めてまいります。

※１．「世界初、結晶化ガラスを用いた全固体ナトリウム(Na)イオン二次電池の室温駆動に成功」
　　　（2017年11月8日公表）
※２．論文はこちらで購読いただけます（社外サイト）