トップメッセージ
代表取締役 社長 岸本 暁
当社は2024年度から、2028年度までの5か年の新中期経営計画「EGP2028」をスタートさせました。本計画の取り組みを通して、企業価値の向上とPBRの改善を図っていきます。
前中期経営計画「EGP2026」の策定後、当社グループを取り巻く事業環境は、大きく変化しました。新型コロナウイルス感染拡大に伴うサプライチェーンの混乱やその後の経済活動再開に伴う需給の急激な変動、さらにはロシア・ウクライナや中東情勢などにより、原材料やエネルギーコストの高騰などの影響を受け、収益悪化を余儀なくされました。ディスプレイ事業や複合材事業を中心に事業構造改革を断行し、収益改善を図ってきましたが、業績を回復させ、今後、持続的成長と企業価値の向上を図るためには、現状を踏まえた新しい成長戦略を策定し、実行していく必要があるという判断に至りました。
新しい成長戦略「EGP2028」では、“STRONG GROWTH”をスローガンに掲げ、既存事業の収益基盤強化と成長分野への積極的なリソース投入を推進し、持続的成長と企業価値向上を実現することを基本方針としています。「事業戦略」「財務戦略」「サステナビリティ戦略」の3つの戦略を策定し、最終年度の2028年度に売上高4,000億円、営業利益500億円、営業利益率12.5%、ROE(自己資本利益率)8%の達成を経営目標に置き、各施策の取り組みを進めています。
事業戦略としては、「自動車」「エネルギー」「医療」「半導体」「ディスプレイ」「情報通信」「社会インフラ」「家電・住設」の8分野を当社の強みを活かせる市場と位置付け、競争力の向上による収益基盤強化を図っていきます。また、戦略的に注力していく市場として、「エネルギー」「環境」「医療」「食料」の4分野を設定し、研究開発や新規事業の開拓、育成を進めていきます。
「EGP2028」を着実に実行することで、当社の力強く成長した姿をお見せしたいと考えています。ステークホルダーの皆様には、引き続きご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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中期経営計画EGP2028
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