プロセス開発担当役員メッセージ
ビジネスチャンスを創出・拡大していきます
プロセス技術本部長 金谷 仁
当社は、多種多様な製品を生み出しており、各ガラスの特性や形状に適したさまざまな溶融・成形・加工プロセス技術を保有しています。プロセス技術本部は、 製品への機能や精度に対する要求の高まりに合わせて、常に各種プロセスを進化させていくほか、事業本部・研究開発本部と一体となってスピード感をもって開発を進めていきたいと考えています。そして強みをさらに伸ばし、タイムリーに付加価値の高い製品を顧客に提供していきます。
その実現に向け、注力するのは、主に「カーボンニュートラルへの対応」「DXの推進」「エンジニアのスキルアップ」の3つです。
近年、環境問題への意識の高まりから、製造業におけるカーボンニュートラルへの取り組みが求められています。プロセス技術本部では、長期にわたってガラス製造におけるカーボンニュートラル達成に向け全電気溶融技術をはじめ、酸素燃焼技術や水素-酸素燃焼バーナー技術、溶融炉制御システムなどの省エネルギー技術の開発を進めています。それらの開発を加速させていくほか 、各種プロセスにおいて環境に配慮した低コストで生産できる設備を活用していきます。
DXの推進については、溶融・成形から加工・出荷の全ての工程において成形工場、加工工場の一貫生産の「省力化・省人化」を推し進め、将来的には人の手が一切はいらない「無人化工場」の実現を考えています。また、私たちは、生産設備だけでなく建屋やユーティリティーも担当していますので、各工程の情報をつなぐことで工場全体レベルでの最適化を実現し、効率アップを目指します。
エンジニアのスキルアップについては、オープンイノベーションを取り入れていくほか、長年のNEGグループ内のプラント建設等で得たスキルの伝承、社外への技術や設備の販売を通じた新たな技術の獲得を実践していきます。
今後は、本格的なビジネスとして、主に国内外のガラスメーカー同様に、当社で長年培ってきたエンジニアリング技術の提供を行っていく予定です。Speed & Challengeのスローガンのもと、中期経営計画EGP2028の達成に貢献してまいります。
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コア技術
幅広いガラスの基盤技術をご説明しています。
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ガラスエンジニアリング
当社のガラスエンジニアリング事業をご説明しています。