CSR基盤
当社におけるCSR活動の歴史と課題
当社は、1970年代初頭における藤沢工場(2015年閉鎖)での公害問題を教訓として「環境保全」を事業継続における重点課題として取り組んできました。ガラスメーカーという業態の特性上、資源やエネルギーを大量に消費しCO2を排出する当社にとって「環境保全」は今も最重要の課題です。一方で、地元人材の育成支援を中心に「地域貢献」を展開するとともに、積極的な「障害者雇用」にも取り組んできました。
このような歴史を踏まえ、CSR活動を推進していくため、トップマネジメントが参加する経営会議において、その拠り所となる「考え方」を明確にし、CSRの重点課題とその基本方針を定めました。
CSRに対する基本的な考え方
CSRは企業活動の一部であり、「企業理念体系」から離れて存在することはあり得ません。
そこで「企業理念体系」の精神に則ってCSR活動を推進していること、またCSR活動の推進を通じて、企業価値の向上と持続可能な社会の実現を目標とすること、この2つを当社のCSRに対する基本的な考え方として定めています。
当社のCSRの考え方
当社は、企業理念体系を基本としてCSRを推進しています。
CSR活動を通して企業価値を高め、持続可能な社会を実現してまいります。
CSR委員会
近年、気候変動、人的資本、人権への対応など、企業の持続的成長のための課題が増加し、企業活動を通した社会課題解決や情報開示の充実といった社会的要請も強まってきています。このため、CSRの方向性や活動内容などについて包括的に議論し、経営陣に提言し、機動的に活動を展開するとともに、より適切な情報開示につなげていくための組織横断的な仕組みとして、2023年1月にCSR委員会を設置しました。
CSR委員会では、CSRの3つの重点課題を軸として、ESGやSDGsなど広くサステナビリティに関連する課題についても取り組み、当社グループの企業価値を高めるとともに、社会の持続可能な発展に貢献していきます。
CSR委員会には、各重点課題の取り組みの実効性を高めるため、「環境チーム」、「多様性チーム」、「地域貢献チーム」の3つのワーキングチームを設置しています。