環境配慮型製品

省エネ・省力化につながる製品、創エネ分野で活躍する製品など、
地球環境の保全につながる製品を積極的に開発、供給しています。

環境配慮型製品開発の取り組み

当社は、地球環境の保全につながる製品を供給し持続可能な社会に貢献しています。
環境配慮型製品売上高:約850億円(2023年度)

省エネ・省力分野

Eガラスファイバ:チョップドストランド

Eガラスファイバ:チョップドストランド

自動車の樹脂部品に使用され、自動車の軽量化を実現します。

超薄板ガラス:G-Leaf®

超薄板ガラス:G-Leaf®

薄さ数十ミクロン。デバイスの軽量化やRoll to Roll製法による製造プロセスの省力化に加え、薬品によるガラスのスリミング工程も不要となり環境負荷の低減にも貢献します。

蛍光体ガラス:ルミファス®

蛍光体ガラス:ルミファス®

LED照明の波長変換材料です。省エネに貢献するLED照明の用途拡大に貢献しています。

LTCC用粉末ガラス

LTCC用粉末ガラス

内層導体に電気導電率の高い金あるいは銀を使用でき、電気特性の良い回路基板が得られることから、省エネ化に貢献します。

創エネ分野

Eガラスファイバ:ロービング

風力発電用風車の樹脂製ブレード(羽根)の補強材として使用されています。また、近年では燃料電池車用の水素タンクの補強材としても期待されています。

Eガラスファイバ:ロービング
Eガラスファイバ使用例
Eガラスファイバ使用例

全固体ナトリウムイオン二次電池

全固体ナトリウムイオン二次電池

正極、負極、固体電解質の全てが「安定した酸化物」により構成されており、当社独自の結晶化ガラス技術により強固に一体化しています。過酷な環境下(-40℃~200℃)で作動し、発火や有毒ガス発生のリスクがなく、また資源確保への懸念を要しない材料(ナトリウム)を用いた革新的な全固体電池です。

人工衛星ソーラーパネル用超薄板カバーガラス

人工衛星ソーラーパネル用超薄板カバーガラス

宇宙空間の紫外線による太陽電池の部材劣化低減や太陽電池自体の軽量化を実現します。

環境負荷低減分野

高効率深紫外線透過ガラス

高効率深紫外線透過ガラス

LEDの殺菌灯に使用されます。
環境負荷物質である水銀使用の殺菌灯からの置き換えに対応します。

ガラスファイバのリサイクル

ガラスファイバ

当社はこれまで、研磨スラッジや電気集塵機ダスト、溶融ガラスから蒸発して排ガス中に含まれるホウ酸を主成分とした粉塵を回収して、ガラス原料として再利用する技術を確立してきました。

複合強化材として使用されるガラスファイバの表面には、繊維を束ね、保護するとともに樹脂との適切な接着力を得るために有機物による表面処理を施しています。その表面処理剤が支障となり、製造工程内で発生するロスや端材は、多くのガラスファイバメーカーでは廃棄物として処理しています。

そうした中で当社は、ガラスファイバの表面処理剤を除去して粉砕する技術を確立し、ガラス原料として再利用しています。