2023年12月11日
サステナビリティ

太陽光発電によるVPPA(仮想電力購入契約)を初締結

太陽光発電によるVPPA(仮想電力購入契約)を初締結

〜カーボンニュートラルに向けた取り組みを加速〜

 日本電気硝子株式会社(本社:滋賀県大津市 社長:岸本暁)は、再生可能エネルギー電力発電事業者とVPPA*1(Virtual Power Purchase Agreement: 仮想電力購入契約)を当社として初めて締結しました。

 VPPAは、需要家の敷地外で発電された再生可能エネルギー電力の環境価値*2のみを仮想的に需要家が調達する手段で、日本国内では2022年より実現可能になった新しい再生可能エネルギー電力の導入形態です。当社が今回調達するのは、発電事業者が三重県に新たに建設する太陽光発電所由来の環境価値であり、実質的なCO₂削減効果は年間約770t-CO₂になります。

 当社では、2050年までのカーボンニュートラル達成に向けてCO₂排出量削減の実行計画を作成し、さまざまな取り組みを推進しています。今回のVPPA締結はその取り組みの一環です。

 当社グループでは今後も全電気溶融の水平展開やカーボンニュートラルに資する技術開発を推進するとともに、社内外において再生可能エネルギー電力や環境価値の調達を通じて、地球温暖化防止に貢献してまいります。

概要

  • 発電所種別:FIP*3太陽光発電
  • 発電所予定地:三重県松阪市等、同県内5か所
  • 発電開始予定:2024年3月
  • 契約期間:20年間
  • 年間発電量予測:約1.8GWh(一般家庭約400世帯分に相当)
  • VPPA:
    これまで普及してきたフィジカルPPA(PPPA)は、発電事業者と需要家が電力と環境価値をセットで取引するのに対し、VPPAでは環境価値を電力と切り離して取引するため、発電所と需要家が異なる一般送配電事業の供給区域にあっても活用でき、既存の電力供給契約に影響を及ぼさないことが特徴。
  • 環境価値:
    再生可能エネルギー電力がもつ、CO₂を排出しないという付加価値。非FIT非化石証書として、電力から切り離して取引できる。
  • FIP:
    Feed-in Premium。2022年4月から開始された、再生可能エネルギー電力の導入促進を目的とする制度。電力市場価格に応じて国から発電事業者にプレミアム(補助額)が支給される。

《本件に関するお問い合わせ》
日本電気硝子株式会社 〒520-8639滋賀県大津市晴嵐二丁目7番1号
総務部 広報担当 電話:077-537-1702(ダイヤルイン)