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当社の全固体電池に関する論文がNatureのScientific Reportsでトップ3に選出

この度、当社の結晶化ガラスを用いた全固体ナトリウム(Na)イオン二次電池に関する論文が、英国Nature Research社が発行する科学誌「Scientific Reports」(オンライン)において、2020年に最も多くダウンロードされた論文のトップ3に選出されました。
⇒ Top 100 in Materials Science (nature.com)
当社は、正極材に結晶化ガラスを用いた全固体Naイオン二次電池の開発を進めており、2017年に酸化物系全固体Naイオン電池(※1)として世界で初めて室温での駆動に成功しました。また、2020年には、電池内部の電気抵抗を大幅に低減させることにより、本電池が実用レベルの性能を得られることを実証し、その研究成果の論文が、「Scientific Reports」に掲載されていました。 
当社が開発する全固体Naイオン二次電池は、資源量が豊富なナトリウムを用い、可燃性の電解液を使用しないことから、リチウム(Li)イオン二次電池が抱えるLi資源の安定供給の懸念や発火の危険性など安全面での問題を解決できるものです。今後も、次世代二次電池の早期製品化に向けて開発を進めてまいります。

(Scientific Reports論文掲載URL)
https://www.nature.com/articles/s41598-020-66410-1
(関連ニュース)
Nature Research 社が発行する Scientific Reports に全固体二次電池の論文が掲載
(2020年6月12日)
当社の論文が「Top Downloaded Paper 2018–2019」に選出
(2020年5月29日)
世界初、結晶化ガラスを用いた全固体ナトリウム(Na)イオン二次電池の室温駆動に成功
(2017年11月8日)

※1 Scientific ReportsのMaterial science分類では、2020年に1,671本の論文が掲載されており、当社の全固体電池に関する論文のダウンロード数は2021年4月9日現在で6,000件を超えています。

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