2025年1月17日
製品情報

【世界初】超薄板ガラス採用スピーカーユニット「Alpair 5G」販売開始

日本電気硝子の超薄板ガラス「Dinorex UTG®」を採用したマークオーディオのスピーカーユニット「Alpair 5G」が販売を開始しました

〜圧倒的な音のクリアさと、立体感のある音を実現〜

特殊ガラスメーカーの日本電気硝子株式会社(本社:滋賀県⼤津市 社⻑:岸本暁)が開発した特殊ガラスである化学強化専用超薄板ガラス「Dinorex UTG®」が、高品質なフルレンジスピーカーユニットを製造するマークオーディオの新しいスピーカーユニット Alpair 5G に採用されました。Alpair 5Gは特殊ガラスを振動板に採用した世界初のフルレンジスピーカーユニットで、クラウドファンディングサイトのGREENFUNDINGにて販売が開始されました。
販売ページ

マークオーディオのスピーカーユニット Alpair 5G
ガラス振動板用に加工された Dinorex UTG®

Alpair 5Gに採用された特殊ガラス「Dinorex UTG®」について

当社が生産・供給する「Dinorex UTG®」は、折りたたみスマートフォンのようなフレキシブルデバイスにも採用されている、高級・高品質な特殊ガラスです。音の伝達速度はチタンよりも速く、質量はアルミニウムより軽いことが特長で、振動板として魅力的な素材であることから、今回マークオーディオ社のスピーカーユニットに採用されました。

化学強化専用超薄板ガラス「Dinorex UTG®」
Alpair 5Gに採用された特殊ガラス 化学強化専用超薄板ガラス「Dinorex UTG®」
ガラスながら最薄0.025mm(25µm)という厚みで、直径3㎜(R1.5)以下の折り曲げが可能

「Dinorex UTG®」を用いた振動板の特長

窓ガラスやコップに使われている一般的なガラスとは全く異なる、特殊ガラス「Dinorex UTG®」を振動板に採用することで、以下のようなメリットがあります。

  • 紙や樹脂などの素材と比べて硬いため、音のレスポンスがよく、広帯域にわたって正確な音を再現できる
  • スピーカーコーンでよく使われるアルミなどの金属に比べ内部損失(※1)が高く、残響時間が短いため不要な付帯音が減り、クリアな音を実現できる
  • 振動板が軽量化され、反応が良いスピーディな音を実現できる
  • 温度や湿度などの環境変化に強く、経年劣化しにくい

※1:物体が振動したりエネルギーを伝えたりするときに、材料内部でエネルギーが失われる割合のこと。内部損失が高いと、その素材特有の音が少ないため音のクリアさにつながり、内部損失が低いとその素材特有の音が残ってしまう。

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商品ラインナップ

今回、クラウドファンディングサイトのGREENFUNDINGで発売が開始されたのは以下のラインナップです。価格等の詳細はこちらよりご確認ください。

スピーカーユニット
商品名:Alpair 5G 1ペア
スピーカーセット(2種)
商品名:
(左)MicroNC5_UTAG_ウォールナット セット
(右)NC5H_UTAG_マホガニー セット
アンプとスピーカーのセット
商品名:インテグレートアンプ47Lab 4754+MicroNC5ウォールナットセット
 

販売スケジュール

2025年1月15日(水) クラウドファンディング 開始
2025年3月31日(月) クラウドファンディング 終了

マークオーディオについて

マークオーディオ(MarkAudio)は香港サイエンスパークに本社、中国・広州に研究所および生産工場を置くオーディオスピーカーメーカーです。ヨーロッパのオーディオブランドへの供給から、独自のドライバーとアクセサリーの生産へと発展。すべての製品を自社で設計し、主要部品はすべて100%カスタムメイドです。従来のスピーカーユニットの常識を覆す攻めた設計で、フルレンジスピーカーユニットの限界を自ら超え続けることをビジョンに製品を開発し、高性能・高品質のフルレンジオーディオ・ドライバーで世界的に高い評価を得ています。

日本電気硝子の会社概要

日本電気硝子株式会社は、滋賀県大津市に本社を置く、世界トップクラスの特殊ガラスメーカーです。新たな機能を生み出す特殊ガラスは、板や管、糸、粉末などさまざまな製品に姿を変え、半導体やディスプレイ、自動車、電子機器、医療、エネルギーなど多岐にわたる分野で活躍しています。当社が70年以上の歴史の中で磨き上げてきた技術と実績により開発された特殊ガラスは、暮らしのあたりまえから産業の最先端まで、幅広い分野で高い評価を受けています。

日本電気硝子株式会社 〒520-8639滋賀県大津市晴嵐二丁目7番1号
《リリース内容に関するお問い合わせ》
総務部 広報担当 電話:077-537-1702(ダイヤルイン)

《製品に関するお問い合わせ》
下記フォームよりお願いします。