事業紹介

ディスプレイ用ガラス、超薄板ガラス、化学強化専用ガラスなどを取り扱っています。ディスプレイ用ガラスは、液晶や有機ELのテレビ、パソコン、スマートフォンのほか、車載ディスプレイ、ウェアラブル端末などに使用され、世界第2位のシェアを有しています。超薄板ガラスG-Leaf®は、厚さ0.2mm（200μm）以下でフィルムのように曲げることが可能で、電子デバイス用途での実用化が進んでいます。

最先端の半導体プロセスで使用される半導体用サポートガラスやLTCC（低温同時焼成セラミックス）製品、封着・被覆・絶縁等を目的として各種電子部品に使用される粉末ガラスのほか、イメージセンサー用カバーガラス、発光デバイスに使用される蛍光体ガラス ルミファス^Ⓡなど多岐にわたります。また光エレクトロニクス用ガラスはデータセンターや光通信網などで使用され、高度情報化社会には欠かせない製品です。

自動車、エネルギー、電機・電子、住設、社会インフラなどさまざまな分野で使用されるガラスファイバを製造しています。たとえば、Eガラスファイバは、樹脂と組み合わせることで樹脂成型品の強度、剛性、耐熱性を向上させます。自動車部品や住設機器、屋根材、床材などに使用され、寸法安定性や電気絶縁性により、電機・電子関連部材の小型化や薄型化などに役立っています。このほか、風力発電用風車ブレード（羽根）などに利用される高弾性率ガラスファイバや、耐アルカリ性に優れ、セメント製品に混ぜて使用される耐アルカリガラスファイバ＜WizARG™＞などを手掛けています。

医療分野では、耐酸性や耐薬品性、強度に優れたホウケイ酸ガラス製の管ガラスが、アンプルやバイアルなど医薬容器の材料としてニーズが高まっています。優れた耐熱衝撃強度や機械的強度を持つ超耐熱ガラスは、ストーブや暖炉の窓、調理器のトッププレートなどの住設機器用途に使用されています。建築分野では、火災時に身を守る防火ガラスや、空間を彩る結晶化ガラス建材、ガラスブロックなどが、住宅、商業施設、公共施設などで使用されています。