耐アルカリガラスファイバ:WizARG™

建築・土木分野の可能性を拡げる高機能な補強材「WizARG

ガラス成分に高濃度のジルコニアを含んだ耐アルカリ性、耐酸性に優れたガラス繊維です。ガラス繊維補強コンクリート(GRC)、珪酸カルシウム製品などの補強材、モルタルやコンクリートのひび割れ抑制材として使用されています。

WizARG(ウィザーグ)とは

Wizard(魔法使い)とAlkali Resistant Glass Fiber(耐アルカリガラスファイバ)の造語で、まるで魔法のように自由に創造できることを意味しています。ロゴの赤い棒線は魔法の杖をイメージしており、創造性や未来感、可能性の広がり、右肩上がりの発展を表現しています。 赤と黒のイメージカラーは、日本の信頼感と製品の力強さを示しています。

形状

特性

項目 単位 特性値
熱膨張係数 ×10-6/K 9
軟化点 830
密度 ×103kg/m3 2.8
引張強度 GN/m2 1.5
ヤング率 GN/m2 74
破断時の伸び % 2
耐アルカリ性 重量減少率
(セメント飽和水溶液、80℃、200時間)
% WizARG™:0.8
(Eファイバ:10.5)
耐酸性 重量減少率
(10% HCl、80℃、90時間)
% WizARG™:1.6
(Eファイバ:42.9)
耐酸性 重量減少率
(10% H2SO4、80℃、90時間)
% WizARG™:1.2
(Eファイバ:42.0)
  • 上記の値は参考値で、保証値ではありません。
耐アルカリ性
アルカリ侵食の比較(電顕写真)
耐酸性
酸による侵食の比較(電顕写真)
WizARG™ WizARG™
ARGファイバ アルカリ浸食
ほとんど変化は見られない。
ARGファイバ 酸による浸食
ほとんど変化は見られない。
当社Eガラスファイバ 当社Eガラスファイバ
当社Eガラスファイバ アルカリ浸食
ファイバが完全に破壊されている。
当社Eガラスファイバ 酸による浸食
ファイバが完全に破壊されている。

GRCについて

GRC断面写真

GRC(Glass fiber Reinforced Cement)とは、セメントモルタルまたはフレッシュコンクリートを耐アルカリ性ガラス繊維で補強した、ガラス繊維補強コンクリートの総称で、引張強度および靭性に劣る無機質セメントを、引張強度に優れたガラス繊維で補った複合材料です。従来、鉄筋に持たせていた引張強度を、ガラス繊維で補うことにより、内外装材として大きなメリットを獲得しています。

特長

  • さまざまな使用環境に適応できる
    高層ビルの内外装や大面積の天井、海岸・海上施設にも使用可能
  • 設計の自由度に優れる
    軽量で構造設計上の制約を軽減、石やタイルの打ち込みも可能
  • デザインの可能性を拡げる
    自然石、木目調、タイル模様などの質感が自由に表現可能

製造方法

  • ダイレクトスプレー法
  • プレミックス法

技術資料

耐久性

クラック抑制

プレミックス

リサイクル

関連リンク

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