なるほど、ガラスに相談しよう。

照明編

新たな明かりを、つぎつぎ生み出す。そんなガラス、ありますか?

新たな明かりを、つぎつぎ生み出す。そんなガラス、ありますか?

  • 日本電気硝子のガラス〈照明分野〉
  • 特殊ガラスのエキスパートの理由

照明の効率・強度・耐熱性を向上させて、明るい未来へ。日本電気硝子の「照明用ガラス」が、可能性を大きく広げます。

ガラスのチカラで、明かりの未来に貢献。

私たちはひたすらガラスと向き合い、時代が求める新製品の開発・製造・供給を行ってきました。特に、創業当時から携わってきた蛍光灯用をはじめとする照明用ガラスは、住まいや街、ビジネス空間から自動車まで、身近なところで幅広く活躍し、照明の進化を支えてきました。これからも、暮らしを明るく照らし、明かりの未来に貢献していきたいと思います。

これまでの経験と技術で、照明用ガラスのその先へ。

白熱灯や蛍光灯からLED照明への置き換わりが進み、さらに、“次世代の明かり”として期待される有機EL照明も注目されています。照明技術がどんどん進化する中、そこで使われるガラスも進化していかなければいけない。そして、求められるニーズに合った製品を開発しなくてはいけない。そんな想いで、半世紀以上照明用ガラスに携わってきた経験と技術で、LEDの可能性をさらに広げる蛍光体ガラス「ルミファス®」、また、薄さを追求した次世代照明に役立つ超薄板ガラス「G-Leaf®」を開発し、照明技術の進化に貢献していきます。

これから世界が求める「照明用ガラス」。未来を変える可能性のある新材料。

LED照明に、ガラスの特性を生かして貢献する「ルミファス®」

省エネで長寿命という特長から注目を集めているLED。今では、家庭やオフィス、店舗はもちろん、車のヘッドライトなど、様々な用途に使われています。こうしたLEDの分野で、青色LEDを白色光に変える波長変換材料として蛍光体ガラス「ルミファス®」が活躍しています。

イメージ:LED用蛍光体ガラス「ルミファス®」

LED用蛍光体ガラス「ルミファス®

イメージ:「ルミファス®」の概念図

「ルミファス®」の概念図

一般的な白色LEDは、シリコンなどの樹脂に蛍光体を混ぜた蛍光体分散樹脂を青色LEDのまわりに流し込み、色変換を行っています。この構造は低コストでの量産を可能にしますが、樹脂なので「熱や水に弱い」「蛍光材を均一に分散しづらく、色にばらつきが発生する」などの課題があります。
「ルミファス®」は、熱や水分に強いガラスならではの特性と、蛍光体をガラス中に均一に分散させる独自の技術で、色ムラのない発光を実現します。300℃以上の熱にも耐えられ、今までのLEDでは難しかった多量の熱が発生するハイパワーLEDにも対応が可能です。

イメージ:従来の蛍光体分散樹脂を使用したLEDイメージ

従来の蛍光体分散樹脂を使用したLEDイメージ

イメージ:蛍光体ガラス「ルミファス®」を使用したLEDイメージ

蛍光体ガラス「ルミファス®」を使用したLEDイメージ

出典:日経BP 社「Tech-On!」LED 用語辞典より図の表題等を改変して掲載

薄く、軽く、フレキシブルに。ガラスの概念を一新する「G-Leaf®」。

「空気や水を通さない(ガスバリア性)」「耐熱性」「耐薬品性」などのガラスの特性はそのままに、薄さを追求して誕生したのが超薄板ガラス「G-Leaf®」です。
「G-Leaf®」の特長は、薄さ。ガラスは曲がらないという概念を覆す、フィルムのようにしなやかに曲がり、ロール状に巻けるフレキシブルなガラスです。ガラスが薄くなるということは、原材料の削減、物流の効率化、廃棄物削減などのメリットがあり、環境の面からも好ましいことだと考えられます。
「G-Leaf®」は、次世代照明として注目されている有機EL照明の基板への用途が期待されています。有機EL素子は水分に弱いため、樹脂基板ではガスバリア性に不安がありますが、気体も水も通さないガラスなら有機EL素子の劣化を防ぎ、メリットを最大限に引き出します。

イメージ:超薄板ガラス「G-Leaf®」

超薄板ガラス「G-Leaf®

イメージ:「G-Leaf®」の製造法

「G-Leaf®」の製造法

軽くて、強い。ガラスと樹脂の複合材料として用途を広げる「Lamion®」。

ガラスは他の素材にはない優れた特長を持っています。現在樹脂などが使われている場所をガラスに置き換えることで、製品の性能を高め、新たな技術開発を可能にすることができます。しかし、樹脂に比べて重いという点が課題でした。そこで、活躍するのが積層体である「Lamion®」です。
「Lamion®」は樹脂素材の両面に超薄板ガラス「G-Leaf®」を貼り合わせた複合材です。「ガラス」と「樹脂」両方の良さを併せ持つハイブリッド材料で、ガラスになかった軽さと強さを備えています。水蒸気や空気を通さず、しなやかであるという特性により、有機EL照明の基板材料としての可能性を秘めています。

イメージ:「Lamion®」との比較

「Lamion®」との比較

イメージ:「ガラス」と「樹脂」を貼り合せたハイブリッド材料「Lamion®」

「ガラス」と「樹脂」を貼り合せたハイブリッド材料「Lamion®

イメージ:耐衝撃性・耐貫通性が高く、高さ2mから130g の鋼球を 落としても砕け散ることはありません。

耐衝撃性・耐貫通性が高く、高さ2mから130g の鋼球を落としても砕け散ることはありません。

ページの先頭へ

特殊ガラスのエキスパートだからできることがある。

「複合化技術」

「ルミファス®」では、私たち独自の「複合化技術」により、蛍光体をガラス中に均一に分散化。LED照明などで色のバラつきが極めて少ないハイパワーの発光を実現しました。樹脂に代わる新たな波長変換部材として、注目されています。
また「Lamion®」では、ガラスと樹脂という異なる素材を気泡や異物もなく貼り合わせる独自の「複合化技術」が活かされています。しかも、高温や高湿をはじめ様々な環境下でも剥離・白濁しません。この技術により、新たな製品開発に貢献しています。

「超薄板ガラス製造技術」

「より薄く」を可能にし、「G-Leaf®」を安定して製造する技術が「オーバーフロー法」です。大きな特長は、研磨を必要とせず、ナノレベルでの平滑な表面を成形すること。この技術により、現在は30ミクロンという世界最薄レベルの超薄板ガラスを実現しました。

ページの先頭へ

照明

暮らしの中で、いろんな分野で、時代を、社会を支える日本電気硝子の特殊ガラス。

今までの実績と最先端の技術で、さらに快適な暮らしへ。

私たちは、人々の暮らしになくてはならない照明分野にも、様々なガラス製品をお届けしています。蛍光灯用管ガラスをはじめ、自動車の安全を守る自動車方向指示器用ランプなどの「照明用管ガラス」や、「LED照明」「有機EL照明」などに不可欠な製品です。快適な暮らしを、さらに快適な暮らしへ。次世代の照明分野の進化をガラスが貢献していきます。

イメージ:照明用管ガラス
照明用管ガラス
イメージ:ルミファス®(レーザー光源に使用)
ルミファス®(レーザー光源に使用)
詳しい製品紹介はコチラ
イメージ:G-Leaf®(有機EL照明に使用)
G-Leaf®(有機EL照明に使用)
詳しい製品紹介はコチラ
ページの先頭へ

特殊ガラスのエキスパート、日本電気硝子。先進の基幹技術を発展させ、新たな製品を次々、社会へ。

特殊ガラスのエキスパートとして、ガラスの基幹技術「材料設計」・「プロセス(溶融・成形・加工)」・「評価技術」を育み、そこから生まれた「精密加工・超薄板・超大型基板・複合化・結晶化・環境対応」などの応用技術。それらの技術を融合することで、時代が求める先進の製品を誕生させてきました。私たち日本電気硝子はこれからも、ガラスの基幹技術をベースに、培ったさまざまな応用技術を駆使し、新たな特殊ガラスを生み出し続けます。

イラスト
ページの先頭へ