スピーカー振動板専用の超薄板ガラスを「Sonarion(ソナリオン)」と命名
日本電気硝子株式会社(本社:滋賀県大津市、社長:岸本暁、以下NEG)は、スピーカー用振動板に用いる超薄板ガラスの名称を、「Sonarion™(ソナリオン)」に決定しました。
NEGは、「Sonarion™」のブランド化を通じて、ハイエンド音響市場における認知度を高め、独自のガラス技術による新たな音響体験の提供と、さらなる採用拡大を目指します。
新ブランド「Sonarion™(ソナリオン)」について
Sonarion™は、音響デバイスの心臓部である「振動板」のために開発された、専用の超薄板ガラスです。
・究極の薄さと軽さ
振動板に求められる極限の薄さと軽さを追求し、世界最薄クラスとなる25µm(0.025mm)〜200µm(0.2mm)の厚みを実現しました。
・高レスポンスと強度
独自のガラス組成設計により、軽量でありながら、激しい振幅や音圧にも耐えうる高い強度を兼ね備えています。
【名前の由来】
「Sonarion™」は、音を意味する「Sonar」と、冬の夜空でひときわ輝く「Orion(オリオン座)」を組み合わせた造語です。このガラスが生み出す透明感のある澄んだ音色を、静寂の中に響く星の輝きになぞらえました。クリアで奥行きのあるサウンドスケープを象徴しています。
※「Sonarion™」は日本電気硝子株式会社が商標出願中です。
Sonarion™を用いた振動板の特長
NEGは、超薄板ガラスの精密3D加工技術を持つ台湾のGAIT(Glass Acoustic Innovations Co., Ltd.)と共同で、Sonarion™を用いた革新的な振動板を開発しました。立体成形と特殊な化学強化処理を施すことで、音響素材としての理想的な特性を実現しています。
【特長】
・紙や金属といった素材に比べて音の立ち上がり、立ち下がり※が速いため、音が鮮明かつクリアに届き、歪みが少ない
・素材の特性として振動の内部損失が大きく、素材の固有音が少ない
・軽くて振動しやすく繊細な音のニュアンスを正確に表現できる
・ガラス表面を特殊な化学処理で強化しており、重低音の激しい振動にも耐える
・温度や湿度などの環境変化に強く、経年劣化しにくい
※「音の立ち上がり」とは、音が鳴り始めてからピークに達するまでの時間や反応の速さを指します。立ち上がりが速いと、音の輪郭がはっきりし、打楽器や弦楽器のアタック音が鮮明に再現されます。一方、「音の立ち下がり」とは、音が鳴り終わったあとにどれだけ速やかに音が消えるかを表します。立ち下がりが速いと、音が不要に残らず、次の音がクリアに聴こえるため、全体として歪みの少ない、引き締まった音になります。
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展示会出展について
NEGは、2026年4月に台湾で開催される展示会「2026 Touch Taiwan」に出展します。ブースでは、Sonarion™の実物を展示するほか、Sonarion™を用いた振動板を搭載したスピーカーやイヤホンの試聴デモを実施します。
・イベント名:2026 Touch Taiwan
・会 期:2026年4月8日(水)〜10日(金)
・会 場:Taipei Nangang Exhibition Center, Hall1, 4F
・ブース№ :L514
・イベントHP:https://www.touchtaiwan.com/en/
GAIT(Glass Acoustic Innovations Co., Ltd.)について
GAITは、ガラス振動板の3D加工技術を世界で初めて実現し、超薄板ガラスを精密に3D加工できる世界唯一のガラス加工メーカーです。2020年創業のスタートアップ企業で、台湾・台北に本社を構えています。2024年4月にNEGと戦略的パートナーシップを締結し、オーディオ業界における「超薄板ガラス」振動板の開発・製造・市場展開を共同で推進しています。
Sonarion™ 製品ページ
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