自動車
当社はエンジンの点火プラグやウィンカーランプ用のガラスを供給してきた実績があり、現在も特殊ガラスの特性を活かして自動車の進化を支えています。近年、バッテリー電気自動車(BEV)や燃料電池電気自動車(FCEV)などのハードの開発に加え、エレクトロニクスやICT(情報通信技術)との融合による自動運転などのソフトの開発も盛んであり、自動車技術が急速に進化をしています。この進化に、特殊ガラスは非常に重要な役割を担っており、電子部品や構造部材に多種多様なガラスが使用されています。
アプリケーション
環境への配慮
軽量化とリサイクル性について
自動車の軽量化は、燃費向上やCO2排出量の削減に寄与する重要な課題です。そのため、ガラスファイバを樹脂に混ぜた複合材を用いることで、金属に匹敵する強度と耐久性を持ち、部品の軽量化に貢献してきました。また、ガラスファイバの複合材は複雑な形状の部品成形が容易なため、生産工程の効率化にも寄与しています。また近年では、環境への配慮から、車載に適用される樹脂複合材にリサイクル材を使用する規制への対応も求められています。当社のフラットガラスファイバ INNOFIBER®は軽量化とリサイクル性能を兼ね備えたガラスファイバです。通常のガラスファイバよりも機械的強度が上がるため、複合材を肉薄にすることができ、軽量化に貢献することができます。また、樹脂複合材を粉砕したリサイクルを複数回繰り返しても、一定の機械的強度を保つことができます。
センサー
車載用センサーの「高性能化を支える」。近年、センサー類の高性能化により、安全性、効率性および快適性が飛躍的に向上しています。センサーの品質を保持するためには、外部環境から保護する必要があり、気密封着、絶縁・被覆および接合を担う機能性材料として、当社の粉末ガラスが貢献してきました。また、顆粒、ペースト、タブレットなどの形状での提供を行うことで、さまざまな適用箇所に対応することができます。