環境配慮型製品・サービス
地球環境の保全につながる製品・サービスを積極的に開発、供給しています。
環境配慮型製品・サービス開発の取り組み
当社は、地球環境の保全につながる製品を供給し持続可能な社会に貢献しています。
環境配慮型製品・サービス売上高:約840億円(2025年度)
省エネ・省資源分野
Eガラスファイバ:チョップドストランド
樹脂と組み合わせることで樹脂の強度、耐熱性、硬度、寸法安定性などを向上させます。自動車の軽量化やエレクトロニクス機器の小型化、薄型化に貢献します。
Eガラス:フラットガラスファイバ INNOFIBER®
寸法安定性、強度、表面平滑性、成形品の耐衝撃性など、多くの優れた特性を備えた高性能材料です。これにより複雑な成形形状や薄肉形状にも柔軟に対応でき、製品品質の向上に大きく貢献します。さらに、環境に配慮した特徴として高いリサイクル性を有し、持続可能な製品開発に寄与します。
低誘電ガラスファイバ:D2 ファイバ ヤーン
低誘電特性(低誘電正接)に優れ、通信ロス(伝送損失)を抑え、熱発生を低減し、冷却負荷や消費電力も抑制されることから、AIサーバーや高周波通信機器用基板、半導体パッケージ基板など、インフラにおける持続可能な運用を支援します。
超薄板ガラス:G-Leaf®、Dinorex UTG®
薄さ数十ミクロン。G-Leaf®は超薄板化することでフレキシブル性を実現した曲がるガラスです。Dinorex UTG®はフォルダブルディスプレイのカバーガラス用に開発した化学強化用の超薄板ガラスです。これらのガラスは、高い表面平滑性と板厚の均一性により曲げ特性に優れ、新たなデバイス開発に貢献します。また、デバイスの軽量化やRoll to Roll製法による製造プロセスの効率化が可能で、薬品によるガラスのスリミング工程も不要となり、省資源化にも貢献します。
蛍光体ガラス:ルミファス®
LED照明の波長変換材料です。省エネに貢献するLED照明の用途拡大に貢献しています。
LTCC用粉末ガラス
内層導体に電気導電率の高い金あるいは銀を使用でき、電気特性のよい回路基板が得られることから、省エネ化に貢献します。
ファイアライト®(複層ガラス仕様)
火災時の高熱や消火時の放水による急冷にも耐えうる唯一の防火ガラスです。樹脂や木製サッシにファイアライト®と低放射ガラスを組み合わせた網のない「高断熱防火窓」は、ビルや住まいの安全性と快適性、省エネに貢献します。
ファイアライト®のEPD(環境製品宣言)取得
ファイアライト®は、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)の環境ラベルプログラム「SuMPO EPD」を取得しました。
EPD(Environmental Product Declaration)は、製品ライフサイクルの環境影響(CO2排出量をはじめとする製品の環境負荷)を定量的に算出し、第三者検証に合格することで取得・開示する国際的な環境ラベルです。ファイアライト®を用いた建築物では、原料調達から工場出荷までの環境負荷を把握できるようになり、環境負荷に配慮した建材を選択したいというニーズに応えることが可能になります。
無機コア基板・ガラスセラミックスコア基板 GCコア®
データセンターや生成AIに使用される次世代半導体パッケージ向け基板材料として、CO2レーザー加工に対応した大型TGVガラスコア基板、また高速かつクラックレスの穴あけ加工が可能なガラスセラミック(GC)コア基板です。これらの無機コア基板は半導体の高性能化、高密度化に加え、省エネにも貢献します。
創エネ分野
Eガラスファイバ:ロービング
近年では燃料電池車用の水素タンクの補強材としても期待されています。
全固体ナトリウムイオン二次電池
正極、負極、固体電解質の全てが「安定した酸化物」により構成されており、当社独自の結晶化ガラス技術により強固に一体化しています。過酷な環境下(-40℃~200℃)で作動し、発火や有毒ガス発生のリスクがなく、また資源確保への懸念を要しない材料(ナトリウム)を用いた革新的な全固体電池です。
人工衛星ソーラーパネル用超薄板カバーガラス
宇宙空間の紫外線による太陽電池の部材劣化低減や太陽電池自体の軽量化を実現します。
環境負荷低減分野
高効率深紫外線透過ガラス
LEDの殺菌灯に使用されます。
環境負荷物質である水銀使用の殺菌灯からの置き換えに対応します。
フッ素フリー撥水・撥油膜
PFAS(有機フッ素化合物)規制にも対応可能な、フッ素フリーの撥⽔・撥油膜の開発に成功しました。可視光透過性と耐熱性にも優れています。長年培ってきたコーティングの材料設計技術とコーティング技術により、新しい市場を創出するとともに、安全・安心な生活環境を提供していきます。
酸素燃焼技術 NOFC®(NEG Oxy-fuel Combustion Technology)
空気燃焼と比べて大幅にCO2排出量を抑制できる酸素燃焼によるガラス溶融技術を提供し、ガラス溶融炉のエネルギー効率を向上させ、お客様の省エネ・CO2削減を支援します。さらに、水素燃料への対応で、よりクリーンな製造プロセスへの道を拓きます。
電気溶融技術 NEMT®(NEG Electric Melting Technology)
ガラスに電極を挿入し、直接通電して加熱することで溶融させる技術です。エネルギー効率向上やCO2排出量削減に加えて省資源化にも貢献します。
溶融炉制御システム NFCS®(NEG Furnace Control System)
燃焼制御システムは、ガラス溶融炉の燃料供給、温度、熱量変動をリアルタイムで監視・調整し、常時最適な燃焼状態を維持するシステムです。安全・確実な燃焼プロセスの確立により、ガラス製品の品質向上を達成します。さらに、燃料効率の最適化によって大幅な省エネルギー化とCO2排出量の削減を実現し、環境負荷の軽減にも貢献します。