環境に対する考え方

当社の環境に対する考え方をご紹介します。

環境に対する考え方

資源やエネルギーを多く消費するガラスメーカーにとって、「環境」は経営の最重要課題の1つです。当社は大切にしている価値観として“自然との共生”を掲げ、地球環境の保全を常に意識して事業を続けてきました。そして「世界一効率の高いモノづくりこそが、世界一環境にやさしいモノづくりにつながる」との考えのもと、環境負荷の低減のみならず、持続可能な発展や生物多様性の保全など、さまざまな課題に対処しています。また、気候変動が地球規模の重要課題となる中、カーボンニュートラルを達成するための施策についても推進しています。

環境憲章

環境憲章は、当社の環境に対する基本方針であり、環境の取り組みにおいて進むべき方向性を指し示したものです。当社は、環境憲章に基づき、これからもグループ各社とともにガラスを通して地球環境の保全と循環型社会の実現に寄与していきます。

環境理念

地球環境の保全は、21世紀において、文明と人類の繁栄に不可欠の最重要課題です。

日本電気硝子は『ガラスの持つ無限の可能性を引き出し、モノづくりを通して、豊かな未来を切り拓く』という企業理念のもと、「自然との共生」を1つの大切な価値観と掲げ、最先端の技術開発、最高水準の品質、高効率の生産、潤沢な製品供給を実践することで、世界一の特殊ガラスメーカーを目指しています。日本電気硝子はグループ各社とともに効率が高く、環境負荷が少ないプロセスを実践することで、地球環境の保全と循環型社会の実現に寄与します。

行動指針

  • 関連する環境法規制ならびに当社が同意した協定等を遵守するにとどまらず、適切な自主規制を定めこれを実行することに努めます。
  • 調達から、製造、物流、販売、使用、再生、廃棄に至る、製品のライフサイクルの各段階および企業活動の各場面にわたって、環境負荷を低減することに努めます。
  • 世界ーのモノづくりを実現することで、天然資源やエネルギーを有効活用し、生物多様性の保全と地球温暖化ガスの排出削減に努めます。
  • 21世紀に求められる汚染の予防への適応に努力し、社会との共生を目指します。
  • 環境目標を設定し、本来業務の推進および全員参加の環境保全活動により、その達成を目指します。そして、環境パフォーマンスを向上させるため環境マネジメントシステムを継続的に改善します。
社長
サイン:岸本 暁

初版1992.9.1制定、第8版2023.1.1改定

なお、当憲章は文書化し、組織内の従業員ならびに関係会社に伝達し、組織外からの要求に応じて開示します。

環境ビジネスプラン

環境ビジネスプラン

環境ビジネスプランは事業経営の手法を環境保全活動に応用した当社独自の活動であり、資源の効率的な使用と無駄の削減を徹底することにより、環境保全と循環型社会の実現に寄与することを目指しています。この活動においては、廃棄物の削減、水の削減、効率的なエネルギー使用を重点課題としています。

2001年度より「廃棄物」のビジネスプランを導入し、2003年度には「水」の活動を始めました。それぞれ原単位を指標に継続的な削減とリサイクル化を進めることにより、環境負荷の低減に取り組んでいます。またガラス製造の溶融工程では多くのエネルギーを使用するため、効率的なエネルギー使用を目指して、2021年度よりエネルギーの原単位を指標に「エネルギー」の活動を開始しました。この活動に、電力比率向上や水素燃焼などの新しい製造プロセス、再生可能エネルギーの導入などを組み合わせて、気候変動への対応として当社のCO2排出削減の目標達成に向けた取り組みを進めています。

無駄のないモノづくりは、経済的にも自然環境にも優しく生物多様性の保全にもつながるものと認識し、これらの活動を生産活動に関わるすべての事業部門で展開しています。